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東京都 新たに206人の感染確認 4日連続200人超は初 新型コロナ

記事URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200712/k10012511061000.html


明らかに感染者数の増加ペースが速くなってきています。
増加ペースのみを見るのであれば、緊急事態宣言発令前を超えそうな勢いです。


5/25に緊急事態宣言が解除され、徐々に人の流れが増えました。東京の知人から聞く話では、既に満員電車は日常の光景として戻り、土日の繁華街も活気を取り戻しているようです。


ここからの考え方は2つでしょう。
1つは、もう一度封じ込めに挑戦する方法です。人の流れを制限し、可能な限り接触を減らすことで感染者を減らす。感染対策最優先、ということもできるでしょう。


もう1つは、経済と感染対策の両輪を回すべく、人の流れを再開しつつ、感染者の対応と集中治療を行う設備をきちんと拡充する方法です。(限界があるのは理解した上で)PCR検査の拡充を行い、感染対応できる病床・設備を増やし、医療資材供給体制を強固にする。ある程度の感染者・死者が出る事は理解しつつ、可能な限りの感染拡大防止と救命ができる医療体制を構築するということです。


今の政策はどうでしょうか。
医療現場は自助努力でコロナ対策を打ち出しましたが、それに対する明確な支援や、設備投資財源は与えられていません。
感染防護具の供給はやっと不足しなくなってきたくらいで、十分とは言えません。感染管理の明確なフローもできておらず、対応の大半は感染症指定医療機関に頼っています。
その反面、GoToキャンペーンや規制解除などを急ピッチで進めようとしています。二度目の緊急事態宣言は、政府の印象が悪いので相当でなければ出さないでしょう。


結果、感染者がどんどん増えています。医療機関の努力に甘え、半端な対策で経済を優先する。
海外でも同様の光景が見られます。


第一波は「見えざる敵との戦い」でした。全てが手探りかつ、恐怖との戦いでした。
第二波では、だいぶ相手の様相がわかってきています。だからこそ、医療機関もうまく対応できるようになっています。


しかし、医療機関の体力はだいぶ削られています。ボーナスカットが相次ぎ、大病院・急性期総合病院の医療従事者の離職が起きています。第一波より医療機関の状況はむしろ悪くなっています。
この状況で感染拡大が続けば、医療機関は対応しきれなくなります。そうなれば、本来救えたはずの重症肺炎患者が亡くなることすら起きるかもしれません。

岐阜・長野・九州 危険性高い状態続く 引き続き厳重警戒を

記事URL:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200708/k10012503821000.html


少し違う視点から見ると、この豪雨は医療システムに大きなダメージを与える可能性があります。
昨年の台風19号で千曲川が氾濫し、鉄橋などが流されたのも記憶に新しいですが、その際私は長野県の病院に勤務していました。
幸い、勤務先は直接の影響を受けませんでしたが、近隣の慢性期病院が水没、急性期病院も浸水し、一時期近隣病院の半数程度が機能不全に陥りました。またさらに多くの数の高齢者施設などが機能停止し、これらの病院・施設からの患者が急性期病院に転院搬送されました。


今の医療システムは、診療報酬上役割分担が明確化されており、役割に該当しない診療については非常に低い利益率ないし赤字の経営を余儀なくされます。
急性期の総合病院は手術やカテーテル治療などがメインであり、それらで稼ぎつつ、利益率の低い入院診療を行っています。これは無駄な長期入院の抑制という意味では効果的ですが、災害においては大きなビハインドとなります。


コロナウイルスにより、受け入れた病院=集中治療を行える急性期病院は、感染管理の為の長期入院によるベッド稼動率の低下や、予定手術などの延期により既に経営上のダメージを受けています。最近では東京女子医大がボーナスカットという話がありました。
その上に、このような療養患者の受け入れが起きれば、直接被害を受けなかった病院においても稼働率の低下が追い討ちをかける事態となり、地域医療全体が苦しくなる可能性があります。


自然も病原体も、社会情勢を察してくれる訳ではありません。医療に限らず、鉄道などインフラ事業が、今危機に陥っています。

【スタンフォード式】人気心理学者が説く、1日3分でも運動すべき理由

記事URL:https://newspicks.com/news/5042740?utm_campaign=np_urlshare&invoker=np_urlshare_uid4077381&utm_source=newspicks&utm_medium=urlshare


本当に大事な点です。
根本的に動物は動くべき生き物です。生態系を見渡しても、動かないことを基本とする動物は数少ないですし、体外で配偶子が生存できない動物は、生存の為には動くことが必要不可欠なのです。
そしたら運動が必要になる様にプログラミングされているはずなのです。


運動の効果はこの記事で挙げられている報酬系の活性化のみならず、生活習慣病の予防やロコモーティブ・シンドロームの予防など多岐にわたります。
医師として様々な方に健康指導をしますが、(運動を制限せざるを得ない疾病を除き)基本は適切な運動と適切な食事が第一歩です。生活習慣病として患者が多い糖尿病・高血圧も、明らかな他の要因があるものを除けば、基本は食事運動療法から始めます。
全ての基本は食べて動くことなのです。


私も社会人になってから、朝に運動する様にしています。15-30分の短いトレーニングしかしていませんが、この積み重ねが大事なのです。
一時非常に多忙で朝のトレーニングをせず、睡眠時間に充てていた時期がありましたが、確かに気持ちは下向きになり、仕事中頭は冴えず、それなのに夜の寝つきは悪くなりました。
身体が弛んだのはもちろんですが、心もたるみ、また生活のリズムも崩れたのでしょう。
それ以降、短時間でもかかさずに有酸素運動と無酸素運動をする様にしています。


習慣は最初が一番大変です。0分から5分にするのが一番エネルギーが必要なのです。5分ができれば、15分、30分と増やしていくのは難しくありません。

2020年後半に注目、「キャッシュレス推進」がコロナ禍への重要施策になったワケ

記事URL:https://www.sbbit.jp/article/fj/38194


キャッシュレスの推進は医師としてもありがたいです。


医療の観点から見ると、高齢者に対してキャッシュレス決済が普及すると、
・入院費の支払が院内で行える(長期入院などで月締めにする場合、現金だと家族に支払いに来てもらう必要がある)
・院内売店でのキャッシュレスによる、感染リスクのある受け渡しの減少
・院内セキュリティの向上(長期療養ではどうしてもまとまった現金を持ちがち)
といったメリットが多く、是非導入して欲しいのです。


しかし病院の多くは保険支払の問題もあり資金繰りが難しく、これまでキャッシュレス決済はあまり普及してきませんでした。
それこそマイナンバーと健康保険証が紐づけられるならば、そこにリンクする決済方法があれば、患者の利便性もさることながら、病院にとっては未収金の回収率増加にもつながるかもしれません。


故に国民広くに対するキャッシュレス決済の普及はこれからも進めていって欲しいと思っています。

東京の感染者、新たに58人確認 50人超は4日連続

記事URL:https://mainichi.jp/articles/20200629/k00/00m/040/136000c


おそらくここからはずるずると感染者数は増減するのではないでしょうか。
当初の方針は、「感染のピークをずらす」事でした。その意味では現時点では成功しています。集中治療設備はパンクせず、多くの患者に必要な治療が提供されています。


経済活動を再開する以上、感染を100%防ぐなど無理なのです。防ぐべきはパンデミックとそれによる医療崩壊、言い換えれば、「救えたはずの命すら救えなくなる状況」です。
こうも毎日感染者数が報道されると、さも「0が目標」のように考えられますが、それは現時点ではほぼ不可能な目標であることを把握しなければなりません。


コロナの根本的な解決は、ワクチンの開発しかありません。
ワクチンの開発に成功しても、感染の完全な予防はできない可能性だってあります。インフルエンザワクチンの様に、主たる効果が重症化予防になるかもしれません。


故に今後は医療経済の観点が大事になるでしょう。
新型コロナウイルスでの死者がどのくらいであれば、どのくらいの経済損失が起きるのか。どこまでの死者が社会として許容できるのか。その為に幾ら使えて、経済損失を許容できるのか。
命を価格で測る訳ではありません。医療だって有限資源なのです。現実として、考えねばならない事です。


死者はおそらく0にはできません。インフルエンザだって、毎年死者を多数出しています。このコロナウイルスも、そういう存在になっていくでしょう。
それがある意味、「withコロナの時代」ではないでしょうか。